ちょっとDeepな台湾旅行 2

ちょっとDeepな台湾旅行 2

2019年版 台湾旅行【羽田発】
11月2日〜 11月 6日

台北→高雄→台南→台北編

《2日目》高雄(美麗島駅)→台南→高雄

本日の活動スポットをGoogleMapで表すと
この様になりました。

【オススメ度5段階評価付き】

台湾旅行2日目は高雄から。昨夜とは打って変わって、拍子抜けするほどの静かな朝を迎えました。
昨夜は宿泊したホテルのすぐそばの六合夜市が夜遅くまでとても賑やかで台湾らしいなぁ〜っと思いながら、客室に戻りベットでウトウトし始めた頃、深夜にもかかわらず街のど真ん中で大きな打ち上げ花火を上げているのには驚きましたが…
そんな台湾のエネルギッシュな夜も5回目の台湾旅行になると、居心地の良いものになりました(笑)
そして、この日は高雄と台南の旅になります。まずは高雄の「駁二芸術特区(ばくにげいじゅつとっく)」で台湾の最新の芸術や文化にふれ、台南では台北よりも庶民的な賑やかさを体感しました。今回の旅行で初めて知ったのですが、台北と高雄ではかなり気温差がありました。昼間の気温で比較すると昨日の台北は23℃、今日の高雄は30℃くらい。日差しの強さも違う様に感じます。実際に現地の人に聞いてみたら一年を通して台北と高雄は気温差がかなりあるそうです。その様な状況の中、毎回寝坊気味の僕らは昼間の気温上昇とともに現地のエネルギッシュな雰囲気に揉まれ、汗だくになりながら台湾流の朝食にありつきました。

「興隆居」でカオスな朝食を

朝食は肉まんで有名な高雄の興隆居へ。宿泊のホテルから徒歩10分の距離にありましたが、行ってみたら既に予想通りの混雑ぶりでした。
店内はみなぎる活気を通り越してカオス状態。特に料理を注文するシステムが僕らを含めて今ひとつ理解出来ない人が多く、狭い通路にもかかわらず何回も並び直して注文する客が続出してました。
今回は時間がなかったので、湯包(肉まん)と焼餅(卵焼きと高菜入り)のみを注文しました。

興隆居の肉まん

肉まんは日本の標準サイズより小さめなので、朝でも一人2個くらいは注文した方が良さそう。皮は厚手の小籠包の様になっていて、具材は野菜が多めかな〜という程度で外観と同様に見た目のインパクトはありませんが、食べると熱々の肉汁が溢れだし、肉と野菜のバランスが良く、優しい旨味が口の中いっぱいに広がります。見た目のインパクトだけでしたら、後から注文した焼餅の方になります。こちらはもう一度並び直して入手しましたが、席取りで再びカオス状態に巻き込まれるのが嫌だったのでテイクアウトしました。

興隆居の焼餅

焼餅は何とパイ生地状のパンで揚げパンと卵焼きと高菜の漬物を挟んだものでした。
日本人にはない発想の組み合わせですが、塩味が控えめな高菜の漬物がたっぷりと入っていて、意外と野菜を沢山食べた気持ちになれます。味を左右すると思われた揚げパンは、ほんのりコクをプラスする程度の脇役的な存在で卵焼も薄味だったので全体的にまろやかな味で包まれてました。

結局2人で肉まん2個と焼餅1個しか買えなかったので、ちょっと物足りない感じでしたが、食べ歩きの観光なので、ちょうど良かったかなぁ~と思いました。そして、テイクアウトした焼餅を食べる場所を探しに。最寄りの屋外でちょうど良い木陰を発見しました。

台湾の強い日差しを避ける樹木

この時期でも強烈な日差しに負けないくらい逞しく育った樹木。南国らしい肉厚の丸い葉で覆い茂った濃い木陰です。中に入ると包まれる様な安心感があり、居心地も良いです。ここで焼餅を食べていると心が落ちつき日差しが強い割に湿度が高くない事に気づかされました。

興隆居 オススメ度:★★★☆☆(3.5)

「興隆居の注意点
料理は全て美味しく頂けたのですが、大混雑の状況にもかかわらずスタッフの案内がないので注文と着席に一苦労しました。今回は日曜日の11:00近くに現地に到着したので既に行列が出来ていましたが、客の回転が意外と早かったので何とか朝食にありつけました。落ち着いて食事したい人はもっと早く到着した方が良いです。(営業時間:3:30a.m.〜11:00a.m.)
ちなみに注文時は2列に並んで左側は「肉まん専用レーン」、右側は「肉まん+焼餅などのレーン」になっているようでした。注文は必要なものを指で指して数を示すだけでOKでした。会計はその2つのレーンの奥でまとめて行います。

美麗島駅のステンドグラス

朝食後は美麗島駅にある世界最大級のステンドグラスを鑑賞しました。このブログのアイキャッチ画像(タイトルが入った画像)でも使用していますが、まるでプラネタリウムの様に広がるステンドグラスは改札口付近に行くとの天井に目一杯広がり、出迎えてくれます。
作品のタイトルは「光之穹頂(The Dome of Light)」。

作者はイタリアの芸術家ナルキッソス・カグリアータ(Maestro Narcissus Quagliata)」。ステンドグラスは4年半もの歳月をかけ制作され、誕生(水)・成長(土)・栄光(光)・破滅(火)の4つをテーマがあります。美しいだけでは無くグロテスク?な絵柄もありますので表現の奥深さを感じます。アートに興味がある人はイマジネーションが広がり時間の経過を忘れて見入ってしまうと思います。
僕らはこの後で行く「駁二芸術特区」でも時間を掛けてアートを鑑賞したいと思っていましたので、後ろ髪を引かれる思いでステンドグラスを後にしました。

美麗島駅のステンドグラス オススメ度:★★★★☆(4.0)

美麗島駅はステンドグラス以外に、これと言った見所はなかったのでアートにもっと浸りたい方は駅から徒歩約10分の「駁二芸術特区」と組み合わせるのをおすすめします。
今回はタイミングが合わず見れませんでしたが、ライトアップショーもあります。
毎日11時、15時、20時の3回をベースに金曜日は19時、土日には17時と19時も行われます。短時間(5分前後)で終わってしまいますが、数種類あるパターンをランダムに行いますので、ステンドグラスを気に入った方は要チェックです。

駁二芸術特区

「駁二芸術特区」で一番存在感のある作品は何と言っても
「Labor and Fishwoman(労働と魚の女)」ではないでしょうか?
男女ペア2体の像が色々な姿や大きさで敷地内に意味ありげに点在しています。 この像は 高雄が工業と港の都市である事を表現しているそうですが、 不思議な事にどちらから見ても背中側だけを見せる謎めいた像で正面がどちらだか分かりません。日本語解説でも「静かに一生懸命働くことを強く示唆している。 だから誰も彼らの顔に注意を払いません。 」??となっていて謎は深まるばかり。
詳細は分かりませんが、見る人のイマジネーションで正面の姿を作る楽しみがあるのではないでしょうか?
台湾のゆったりした時間に合わせて、肩の力を抜いて空想すると想像力が広がり、とても貴重な時間に感じます。

「駁二芸術特区」の奥の敷地には広大な鉄道車庫の跡地があり、車両の廃材で制作された作品が展示されていました。使い込まれた鋼鉄は現役を終え錆付いていても魂がまだ残っているような独特の力強さがあります。 真近で見ると年輪を重ねた大木の様でした。

一部が植物に浸食されたロボットはラピュタに出で来そうな世界観です。
時間の経過と共に鉄は崩壊に向けて錆びれて行きますが、浸食する植物は逆に生命を与え続けている様でした。

大きくで素敵な壁画が倉庫の壁一面に。思わず作品と一緒に手を広げてワイド感を表現したくなります。

駁二芸術特区 オススメ度:★★★★☆(4.0)

前衛芸術的なものを理解するのは得意ではありませんが、ここのアートは遊び心もあり、とてもおしゃれで親しみ易いです。
屋外の展示物が多いので天気しだいで評価が分かれそうですが、室内アートは「美麗島駅のステンドグラス」、屋外アートは「駁二芸術特区」として一体化したアートスペースとして考えると満足度が高まるのではないでしょうか?
詳細は公式ホームページのこちらご確認下さい。入場は無料です。

駁二芸術特区にも猫カフェがありました!
台湾猫は暑さに強いのでしょうか?お店の中の方が涼しくていいのに、入り口の外で寛いでいました。
暑さで色々な場所で涼みながら鑑賞していたら、予定よりもだいぶ遅れてしまったので、足早に台南へ移動する事に。

台南へ

台南市で有名な城。赤崁樓(ツーカンロウ)。
現在で例えればどこかの国の大使館くらいのとても小さな城でしたので、見学はあっと言う間に終わってしまいました。しかし、ここのお土産屋で売られているマンゴー・ポテトチップスが絶品で、このポテトチップスが買えただけでもここに来た甲斐があったと思えるほど。
袋には台南史跡限定と記述されているので、残念ながらここでしか入手できないようです。
台湾産の上品なマンゴー味のパウダーがポテトととてもマッチしていて、お土産でとても喜ばれました。

ここでの夕飯は台南名物のサバヒー粥専門店 「阿憨鹹粥」
( 台南駅から徒歩15分 ) へ。
サバヒー(虱目魚)とは日本人の知らないアジアの大衆魚で、その真っ白な白身からミルクフィッシュとも呼ばれる魚です。
味わいは青臭くない脂がのった柔らかいサバの様です。
骨がやや多めですが、スープの中には牡蠣も入っていて素材本来の風味を活かしたとてもマイルドな味わい。体にも良さそうです。

サバヒー粥 オススメ度:★★★☆☆(3.5)

サバヒー粥のメニューは大きく分けて下記の3種類がありました。
①サバヒーの身だけを使ったもの
②サバヒーの皮だけを使ったもの
③サバヒーの頭だけが入ったもの
初心者は今回注文した①のメニューがオススメです。
お店によっては、生臭く感じる場合もあるようですが、こちらでは問題ありませんでした。 ご当地の食材で作られたメニューを気軽に楽しみたい時にピッタリです。多分、屋台には無いと思います。

そして賑やかな提灯で有名な 「神農街」に移動すると日もとっぷりと暮れ、提灯に火が灯り幻想的な雰囲気に 。思ったよりも小さな通りでウィンドーショッピング感覚で歩いているとあっと言う間に終点に辿り着いてしまいましたが、そこでリノベーションしたお洒落なカフェを発見。元々何かの工場だったと思われますが、 台湾流にアレンジした店内の雰囲気は普通のカフェ巡りに飽きた時にちょうど良いと思います。 ドリンクメニューがどれも大きめのサイズだったのでゆったりと寛げました。

カフェで元気を取り戻した後は 閉店ギリギリで間に合いそうな林百貨店までタクシーで移動。照明に彩られた外観はまるで不夜城の様。ここでは品質の良い台南名物が一通り揃っているので間違いのないお土産選びをしたい時に重宝します。

林百貨店の夜

ここで入手した物は漢方薬の一つにもなっている台湾のスーパーフルーツ「竜眼」と台南名物の「海老せんべい」。
「竜眼」はお土産に考えていたのでドライフルーツタイプのものを探していたら、下記の2つのタイプがありました。
①実の殻が付いたもの
②実の中身だけのもの
事前にレビューを見ると様々な評価があったので試食したかったのですが、ここでは百貨店内のどのお店でも不可でした。仕方なく店員のオススメで②を買いましたが、残念ながら2粒くらいで断念しました。味は強いて言えばプルーンを強烈に燻した感じでしょうか?もしかしたら生の状態であれば美味しいのかな?っと思いました。同じ竜眼の商品でもMRT圓山駅そばのおしゃれスーパー神農業市場(MAJI FOOD & DELI)で買った蜂蜜は美味しかったです。
そして、右の黄色い袋は台南名物の海老を使用した「海老せんべい」。
味が3種類くらいありましたが、こちらも店員のオススメでプレーンな味(原味)を選択しました。1枚1枚が大きく食べ応えがあり、薄味でありながら海老の味がしっかりしていて飽きのこない美味しさでした。しかし、お土産で渡したら味が薄過ぎると感じてしまう人もいたので評価を星5.0から4.5に。

「龍眼」ドライフルーツ オススメ度:★☆☆☆☆(1.0)
「龍眼」蜂蜜 オススメ度:★★★★☆(4.0)
「海老せんべい」オススメ度:★★★★☆(4.0)

美麗島駅の六合夜市で

白苦瓜ジュース オススメ度:★★★★★(5.0)

深夜1:00になりやっと宿泊先のホテルに戻って来ましたが、昨日に引き続きホテル手前の六合夜市の明かりに吸い込まれてしまいました。
食事より観光を優先していたので直ぐにお腹が減ってしまいますが、
自宅の台所にやって来た安心感があります。出迎えてくれる屋台の店員さんも親戚に見えます。
深夜なので少し気を遣って体に優しそうな排骨酥湯( 豚の骨付き肉を煮込んだスープ )と白苦瓜ジュース(蜂蜜苦瓜汁)を注文しました。
あまり期待していなかった白苦瓜ジュースがとても美味しかったです!
全体的に青りんごジュースの様な爽やかな味で苦瓜の味は後味でほんの少し感じる程度でした。これは絶対にリピートしたいと思いました。
今日も駆け足になってしまいましたが、ツアー旅行では体験できない旅の思い出を沢山つくる事ができました。
やさしく包み込む様な優しさがある台湾、最高です!


3日目は何と!趣味の卓球で現地の人と交流を深めました。
何ものにも代えがたい思い出として、肌で感じた感動や関わった人々への感謝の気持ちをご紹介します。